「お客様に喜んでいただけるカフェを開業したい」
このような夢を熱く語る方は本当にステキです。
その夢をぜひ実現していただきたい。
このように願っていますが、カフェの開業では、いかに開業資金を集めるかが成功を左右します。
カフェの開業プラン
カフェの開業をプランニングすることなしに成功はありません。
カフェの成功に向けて、事業計画をしっかりと作り上げる。
このことにより開業資金を集めやすくなるのです。
あなたが開業するカフェの目的は何でしょうか?
どのような目的のために、どのような人たちを対象とするのか。
対象とした人たちにどのようなサービスを提供すると喜んでいただけるのか。
これらをしっかりと事業計画書という形にまとめ上げるのです。
夢を語るだけでは不十分です。
それだけでは、金融機関の担当者を納得させ、融資を得ることはできません。
夢を実現するための具体性があり、売上予測・返済計画もしっかりしていれば、
金融機関の担当者だってあなたに共感して、
開業資金を融資してくれるはずです。
カフェの売上予測
「会社設立サポーターズ」ではマーケティングの専門家がチームメンバーに参加しているので、以前のコラムでも、「飲食店の開業で成功する売上シミュレーション」に関することをご紹介しました。
このコラムで示したように、
カフェのような飲食店では、以下の数式が売上予測の基本になります。
売上 = 平均単価 × 来店者数 × 回転数 × 営業日数
あなたが今後検討することになるカフェのメニュー。
このメニューの平均単価が月の売上高を大きく左右する要素となります。
さらに、立地条件に大きく影響される来店者数。
新規のお客様だけではなく、リピーター率をできるだけ上げる工夫がしてあるカフェであるほど、来店者数が安定することになりますが、最初の段階の売上予測のシミュレーションでは、カフェの席数を基本に来店者数を予測することになります。
また、回転数は1席あたりの客席回転数を意味しますが、一日の営業時間帯によって客席回転数は随分と違ってきます。
カフェを開業する候補となる地域の競合店の回転数を事前に調査し、事業計画の売上予測により具体性をもたせたいものです。
最後は、営業日数です。
この営業日数も単純に営業日数を掛け算して売上を予測すれば良いとは限りません。先の「飲食店の開業で成功する売上シミュレーション」のコラムを参考に具体的な売上予測を計算してみてください。
金融機関の担当者は、売上予測の具体性により関心を示すはずです。
この売上予測が納得できるものであればあるほど、
事業計画の全体に信憑性が生まれ、
返済計画にもブレがないと感じるものです。
日本政策金融公庫でカフェの開業資金を得る
このようにして計画したカフェの事業計画ができあがれば、
最初は公的機関からの融資を検討すると良いのではないでしょうか。
たとえば、「日本政策金融公庫」。日本政策金融公庫は、「低金利で長期返済」というのが大きな特徴です。
ただし、自己資金がある程度用意されているというのが必要条件になるので、以下のコラムで詳細を確認しておいてください。
日本政策金融公庫などの公的機関からの融資を検討するに当たり、
同時並行しながら、カフェの法人化を検討することもお薦めします。
カフェの法人化
カフェで働く正社員、アルバイト、パートを集める時に、
しっかりと法人化されているカフェほど優秀な人材を集めやすくなります。
あなたがカフェで働く立場になって考えてみるとよく分かると思いますが、
個人でカフェを開いているよりは、
カフェが法人化されている方が安心できるはずです。
ビジネスとして本格的に経営しているカフェだと感じるはずです。
新会社法が2006年5月にできたことにより、
株式会社でも、合同会社でも、特別な申請なしに、1円の資本金で会社を設立することができるようになりました。
このメリットを生かして、カフェを法人化する。
このように考えている方を応援しているのが、「会社設立サポーターズ」です。
飲食店の許認可申請の代行も行なっている「会社設立サポーターズ」。
あなたが開業するカフェを全面的に応援します。サポートします。