飲食店の開業時に、店舗立地の選定で失敗すると大変なことになります。
一度決めた飲食店を気軽に移転することができないため、店舗を開店してから、「ここではダメだった」ということになっても、なかなか対策をすることができません。
そのようにならないために今回は、「飲食店開業時の顧客絞込みの失敗と店舗立地選定の失敗」というテーマで、まずは顧客の絞込みから考えてみたいと思います。
飲食店開業時の顧客絞込みの失敗と店舗立地選定の失敗
飲食店の立地は、開業後の成否に大きく影響する要素になります。
だからこそ、慎重に店舗を決めていきたいのですが、
この店舗を決める際に、十分に顧客の絞込みが行なわれていなければ、
後から後悔する場所に飲食店を開店してしまうことになりかねません。
そのようなことになる前に、しっかりと顧客の絞込みを検討しましょう。
飲食店を開業する立地を決める前に顧客層の明確化
あなたは、どのようなジャンルの飲食店を開業する予定ですか?
その飲食店に喜んで訪れてくれるのは、どのような人たちでしょうか?
その人たちは、いつ頃訪れてくれますか? 平日ですか? 週末ですか?
ランチタイムですか? ディナータイムですか?
その人たちは、どのようなメニューを喜んでくれるでしょうか?
その人たちは、どのような価格帯だと利用しやすいでしょうか?
その人たちの平均の飲食金額はいくら位になるでしょうか?
毎日何人くらいの人たちが来てくれるでしょうか?
月にすると何人で、その売上金額はいくら位になるでしょうか?
その売上に対する経費をいくら位と見込んでいるでしょうか?
その経費に占める店舗の賃貸料はいくら位と見込んでいるでしょうか?
このような項目の検討をすることで、
あなたが経営する飲食店が対象とする顧客層が明確になってくるはずです。
開業時に決めるべき飲食店の立地が見えてくる
前項のような検討を十分に行なうことができれば、
あなたが対象とするお客様が、どの地域に多いのかが見えてくるはずです。
対象となる地域の中で、利益を出しやすい店舗の立地と家賃との関係を考えてみましょう。
人通りの多い道路に面した店舗の家賃はどうしても高くなります。
高い家賃を支払っても、十分に利益が出るシミュレーションをすることができるでしょうか?
独自の集客法などを駆使して、お客様を集めることができれば、多少人通りが少なくとも、利益を十分に出すことができるでしょうか?
このような検討は、実際に近隣の飲食店の入店状況を調査して、あなたが開店する飲食店を、この地域に開店しても良いか否かを判断する貴重なデータとすることができると良いですね。
飲食店の立地の選定は、本当に現地の生の情報が貴重です。
この貴重な情報を集めて、自社のケースとして、しっかりシミュレーションすることが出来そうでしょうか?
このシミュレーションが不十分だと、店舗を開店してから「失敗した」と思うことになってしまうかもしれません。
そのようなことがないように、一度私たち「会社設立サポーターズ」のマーケティングのコンサルタントに相談してみるのも良いかもしれませんね。
私たちの会社設立コースは、会社設立手続きの代行や飲食店の許認可申請の代行を行なうばかりではなく、事業計画に関するアドバイスも含まれているのが特徴です。
さらに、飲食店の来店者数を増やすためのインターネットの活用支援も行なっています。
店舗の選定に不安が残るようでは、開業後が心配です。
納得できる店舗を選ぶことができるように、この機会に一度相談しておくと、きっと安心することができますよ。
あなたが開業する飲食店が成功するように、私たちも頑張りますので、よろしくお願いいたします。